引越の仕方を選ぼう(1)

引越をしようと思うとき、引越をしなければならないとき、新居に引越をするときでも、見知らぬ土地に行くときでも、引越はどこかやはり面倒でできるだけ楽にすませたいと思うのは当然です。それに引越に何日か専念できる環境であればまだ気持ちも楽ですが、引越が多いシーズンほど私生活も仕事も忙しいことが多いもの。自分ひとりで引越のすべてをこなそうと思うのは少し無謀です。引越のノウハウを知って、できるだけ楽に引越をすませてしまいましょう。

引越をするといっても、一人暮らしの人が引越をするのと、ファミリーで引越をするのとでは、荷物の量や引越に割ける時間、引越の前後の手続きなどに、それぞれ違いがあります。また自分が引越にどれくらい関われるのかによって、引越の事業者に頼む内容も変わってくるでしょう。夫が単身赴任で先に赴任地に行っていて、自分は小さな子供を抱えている、そんなことも実は珍しくありません。そんな状態でもきちんと引越を滞りなく終わらせるところが現在の引越の事業者のすごいところでもあるのです。

引越をするときには、自分にできることとできないことを明確にして、そのできない部分を割り切って引越の事業者に任せるようにするのが良い方法です。これを自分ですれば費用が安く済む、ついついそんな風に考えがちですが、自分のキャパシティを超えたことをしようとして、引越の心労でいらいらしたり、自由な時間がまったくなくなってしまったりすれば、相当なマイナスです。引越には余裕をもってあたる、それが原則です。

引越にいくらでも予算を割ける、そんな方は珍しいでしょう。できるだけ楽で安い引越をしたい、そう思うのが普通です。そのためにもまずは自分のできること、できないことを明らかにして、引越のコースを選び、そのうえで相見積をとって、コストパフォーマンスの高い引越の事業者に頼むといった手順をとることが大事です。引越は安ければよいというものではありません。必要とするサービスがあり、それでいて費用も安い、そんな引越を実現しましょう。

引越の仕方を選ぶために、まず自分がどんな引越をしたいのかイメージしてみましょう。そこからすべてが始まります。家族も多く、でも自分は何もできない、そんなすべてお任せの引越から、一人暮らしで荷物も少なく、荷造りくらいなら自分でできる、そんな状況での引越まで、どんな引越でもきちんとこなしてくれる引越の事業者があります。まずは自分の引越をきちんとイメージすることから始めてみましょう。そのためのヒントを次に説明しましょう。

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引越の仕方を選ぼう(2)

引越を行うとき、あなたは一人暮らしでしょうか。それとも家族がいるでしょうか。もしもあなたに家族がいて、そのうえ、何らかの事情によって引越の準備がまるでできないなら、思い切って引越のすべてを事業者に任せてしまうコースを選ぶのはどうでしょうか。部屋は普段のままでも、引越のスタッフが小物の箱詰めや家具の梱包、荷物の搬出、荷物の輸送、新居への荷物の搬入、荷物の開梱、そして設置、小物の箱も開けてすべて収納してくれます。もちろん電化製品の設置もOKです。

引越のすべてを引越の事業者に任せてしまうのは、まったく手間がかからないばかりか、引越の後の手間も大幅に削減されます。さらに水道、ガス、電気、通信の手続き等もすべて行ってくれることもあります。昔の引越では考えられないサービスといえるでしょう。しかし一方で、引越にかかる時間や人手等が通常の引越に比較すると、どうしてもかかってしまいます。引越の見積を引越の事業者からとって、十分に吟味しましょう。

引越のすべてを頼むのは、予算面で少し無理という方なら、梱包などの一部を引越の事業者が代わって行ってくれるサービスもあります。例えば、食器棚の梱包と開梱、和洋ダンスやクローゼットの衣類などの梱包と開梱、さらに下駄箱の靴の梱包と開梱などを引越の事業者のスタッフが代行してくれるようなサービスです。これなら、すべてを引越の事業者が行ってくれるサービスと比較すると、ずいぶん費用的にも助かるはずです。

引越の梱包はできるだけ自分で行い、費用も格安にすませたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そんな方には、電気製品、家具の梱包・設置だけを引越の事業者に任せるサービスもあります。しかし、実際にはできるだけ引越の事業者に任せるのが無難です。なぜなら、引越の技術はたいへん進歩しているからです。例えば食器の梱包ひとつとっても特殊な用具を利用して、一般の方が梱包を行なうよりはるかに早く安全に梱包を行なえるようになっています。衣類もハンガーにかけたまま運ぶこともできます。

引越の梱包を行うとき、箱を捨ててしまった靴類や箪笥の引き出しの中身を出していちいち梱包するのはたいへん面倒です。引越の事業者は、靴を運ぶための専用の靴ケースや、箪笥の引き出しをそのまま運んでも、引き出しや箪笥が傷まない道具を持参しています。現在の引越の事業者が持っている引越に対する工夫の数々は驚くほどです。そしてそうした工夫の数々は、引越をこなすなかで、主婦から指摘されたことをベースに考え出されたことも多いのです。

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引越の料金

引越の料金は、これまで運ぶトラックの大きさや、仕事に関わるスタッフの人数、そして引越にかかるトータルの時間などを算出根拠に導き出されていました。ですから、当然、スタッフの作業量が多いコースほど、料金が割高になります。現在でもそのこと自体は変わりませんが、引越にかかる手間は、引越に利用する梱包機器の進化などによってずいぶんと軽減されています。そのため、すべてを引越の事業者に委託するサービスを選択しても、その料金はコストパフォーマンスの非常に高いものになっているのです。

引越の作業量軽減は引越の事業者がそれぞれに工夫しています。引越と言えば、体力自慢の若い男性スタッフが黙々と作業するというイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、多くの引越の事業者の間で、そうしたイメージは過去のものになっています。現在の引越では、家庭を取り仕切る主婦の身になり、主婦の話を十分に聞けるスタッフが喜ばれます。ですから、引越のスタッフがすべて女性というサービスをもつ事業者もありますし、それを可能にする省力化の技術もあるのです。

引越の料金は、そもそもどのように決まるのでしょうか。引越を行うときに、複数の引越の事業者に相見積をとる方は多いと思いますが、その結果を並べたとき、どうしても総額に目がいきがちです。しかし、実際には、その見積の中味を比較し、コストパフォーマンスを比較するべきです。わずかな金額の違いで、引越の負担がとても軽くなったり、重くなったりすることもあるのです。まずは引越の見積額がどのように算出されているのかを知っておきましょう。

引越の見積もりは、大きく分けて「運賃」「実費」「オプションサービス」の3本柱からなっています。運賃には、使用する車両の積載量と運送距離、所要時間などから算出される車両費とドライバーの人件費が含まれます。引越の見積では、どの程度の大きさのトラックを使うかが費用に大きく影響することが多いのですが、おおよその目安では、部屋の広さが1DKなら2トン車、2DKなら4トン車、それ以上なら4トンのロング車、さらに広ければ10トン車まで幅広く対応してくれます。

引越の費用のうち、車両費には先のトラックの費用、荷役・荷造りの作業員の作業料、ダンボールなどの資材費、各種機材費、高速道路の通行料なども含まれます。実費である荷役作業員の人数は1 DK~2DKなら2~3人、3DK~4LDKなら3~5人程度といったところでしょう。さらにオプション費用として、エアコンの取り外しや取り付け、アンテナの取り付け、ピアノの搬送、ハウスクリーニングなどがあげられます。

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引越のスケジュールを組む(1)

引越はとにかく段取りよく進めることがなにより大切です。そのためにはスケジュールをきちんと組んで順序良く引越を行なわなければなりません。あれもこれもと気になって、気が急くばかりで少しも片付かないということでは最悪です。引越の事業者が決まれば、たいていスケジュールチェック表などを手渡してくれます。それを参考に引越の準備を進めていくようにしましょう。ここでも標準的なスケジュールをご紹介しておきましょう。

引越が決まったら、賃貸住宅に住んでいる方はすぐに家主や管理会社に退去する予定を連絡します。そしてできるだけ早めに引越の事業者に連絡します。特に、引越シーズンといわれる3月4 月、または7月8月に引っ越す場合には、引越の事業者に早めに連絡して余裕を持って、引越の事業者を選定できるようにしましょう。そして新居がどんなふうになっているのかもチェックしておかなければなりません。

引越のときには、ついつい意識は退去する住まいに向きがちですが、引越が終わったその日から新居での生活が始まることも忘れてはいけません。引越で新居に荷物を持っていったときの新居の出入り口、エレベータの有無、エレベータがある場合の使用許可、家具の配置などを決めるための間取りの確認、収納スペースの位置や大きさ、ガスの種類なども調べておきましょう。また引越では粗大ゴミが出ますから、市の清掃局に大型ゴミの扱いについて確認しておきましょう。

引越では、転居後、転居ハガキを出すことが多いと思いますが、引越の後の忙しい中、作業をするのはたいへんです。できれば転居ハガキは早めに作り、引越の日にはポスト投函できるようにしておきましょう。知らせが遅いといって誰かに怒られることもなくなります。またお子さんが学齢期の場合には、転校の手続きも早めにしておくべきです。現在の学校の担任の先生に知らせて、在学証明書や教科書受給証明書を受け取っておきましょう。

引越の一月前くらいまでは、まだ何とか心理的余裕があるものです。この間に早くから準備にかかれること、できるだけ早くするほうが良いことに手をつけていきましょう。引越は、できることからてきぱきとすませていくのがコツです。時間はすぐに過ぎていきます。案ずるより生むがやすしの精神ですぐに仕事にとりかかることです。ことが順調に推移しているときには疲れも感じにくいもの、引越も同じことです。

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引越のスケジュールを組む(2)

引越の10日前くらいになったら、郵便局に転居届けを投函しましょう。転居届けは郵便局の窓口に備え付けてあります。転居後の新居への転送が開始されるまで案外時間がかかることも多いので、この手続きも早めに済ましておくのが良いでしょう。新聞を取っている方も、引越することを伝えておきましょう。牛乳をとっている方も同じです。そして10日ほど前から、いよいよ使わないものから荷造りを始めるのもよいでしょう。

引越をした後の新居の間取り図をもとに家具などの配置図も作成しましょう。場合によっては、不要であったり、置き場所に困る家具もあることでしょう。間取り図を紙に書き、縮尺をあわせて家具などを配置していきます。電化製品が使えるようにコンセントの位置などにも十分配慮しておきましょう。こうした準備によって、引越をした後の新居で、家具が置けない、こんなはずではなかったというトラブルも少なくなります。

引越の1週間前になったら、電話の移設の手続きをします。管轄の電話会社に新旧の住所、氏名、引越をする日付、電話の移設の希望日などを伝えておきます。さらに電力会社にも電話して、引越が終わった後に電気の使用を中止してもらえるよう連絡をしておきます。住所、氏名、引越の日付、転居先の住所などを領収書記載のお客様番号と一緒に伝えるようにしましょう。電力会社の場合には、ガスと違い、立会いはいりません。

引越の1週間前には、ガスの手続きも必要です。ガスの場合、使用停止日には立会いが必要です。また新居のガスの使用開始も伝えておかなければなりません。ガスは開栓にも立会いが必要です。しっかりとスケジュールしておきましょう。さらに水道局の支所や営業所に電話で連絡します。引越をする新居の管轄となる水道局の支所や営業所にも使用開始日や住所、氏名などを連絡します。引越をしたその日から生活が始まることを忘れないでください。

引越の1週間前なら、もう市役所などに住民異動届を提出することができます。忘れずに転出証明書を発行してもらうようにしましょう。自動引き落としの手続きなどをしている銀行にも住所変更届を出しておくようにしましょう。さらにクレジットカードの発行会社などにも住所変更の手続きが必要です。引越のスケジュールが詰んでくると、ついいろいろなことが後回しになりがちです。できるだけ早く物事をすませていくようにしましょう。

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引越の前日や当日には

引越の前日にはもう冷蔵庫の中身は整理して水切りもしておきましょう。さらに電化製品は配線を取り外し、どこについていたものかがわかるように整理しておきましょう。また貴重品などはまとめておきましょう。さらに灯油などが残っている場合には、運ぶのではなく、処分しておくほうが無難です。引越の前日には、次の日には朝から引越の作業ができるようにしておくのが理想です。できるだけのことはして早めに就寝しましょう。

引越の当日は、案外することは少ないでしょう。引越の事業者のスタッフがすべて手際よくしてくれます。その間にお世話になったご近所の方に挨拶をしておくのもよいでしょう。最後に忘れ物をしていないかもよくチェックします。遠方に引っ越す場合には、忘れ物を取りにくることは困難です。最後にしようと思ってつい忘れているものがないか、よくチェックしておきましょう。引越の当日に落ち着いてすべてが点検できるよう準備をきちんとすすめておきましょう。

引越の当日、ガスの使用停止の立会いを終えて、電気も必要なくなったらブレーカーを落とします。賃貸に住んでいた場合には、あらかじめ大家さんや管理会社と決めておいた方法で部屋の鍵を返却します。以上で引越の当日に旧居で行なうことはおしまいです。引越のトラックが出るまえに、引越の事業者が荷物の確認チェックを行います。自転車など、普段、外に置いてあるものも忘れていないか、チェックしましょう。

引越をして新居に着いたら、ご近所に挨拶し、電気のブレーカーをあげ、ガスの使用立会いを行ないます。電話、インターネットの工事にもすぐにかかってもらいましょう。新居に着いたとたんに新居での生活が始まります。とにかく最低限、その夜、身体を落ち着いて休ませることができる環境を作ることが大事です。明日からは、学校への転校の手続きや、運転免許等の住所変更、車やバイクの登録変更、車庫の手続きなど、まだ引越にまつわる仕事が待っています。

引越のスケジュールについて概要はお分かりいただけたと思います。やはりすることが多いと思われた方も多いでしょう。しかし、要領よく引越の事業者を活用すれば、それほどの手間もなく終わらせることができます。引越の手順などは事業者も良く知っていますから、引越の事業者の選定を終えたら、何でも相談するのもよいでしょう。引越の事業者は、引越を行なう人のよきパートナーなのです。

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